(2000.03.11 一部改訂)


一口にお茶と言ってもいろんな種類があります。 緑茶(日本茶)も紅茶もウーロン茶も、もともとはみな同じお茶の木から出来ています。 そういうとみなさんビックリなさるのですが、(たしかに品種は少し違いますけど)どれも同じお茶の木です。

ただし杜仲茶とか、どくだみ茶とか、昆布茶などは「茶」がついていますが全然お茶とは関係がありません。 紛れもないお茶の仲間は、緑茶、紅茶、ウーロン茶だけです。

ところで、一時期、紅茶がブームになりました。 ですから、紅茶のいろんな品種の名前や違いをよくご存じの方が多いのですが、これが緑茶となると、なかなかその違いがわからない方が多いようです。

ここで簡単に緑茶の説明をいたしましょう。

緑茶は煎茶と玉露に大別されます。 そしてそれぞれに粉茶、くき茶、芽茶などがあります。 そのほかに番茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶の種類があります。 また変わったところでは、玉緑茶、ぐり茶などがあります。 

お茶の木は4月中旬頃から5月初旬にかけて芽を出します。この時期にこの若く柔らかい新芽の部分をつみ取ったのが新茶(一番茶)と呼ばれるものです。 その後夏から秋にかけて、何度か摘まれますが、二番茶、三番茶、と呼ばれ、だんだん葉も固くなっていき、下級のお茶になっていきます。 番茶とはこの言葉から来ています。 


煎茶 <煎茶>
庶民の間で、昔から親しまれてきた日本茶の代表的なお茶。
さわやかな香りと甘味と渋みがある。
摘んだ茶葉を蒸気で蒸し、揉んでヨリをかけて仕上げる。
産地(気候や土壌)により味に特色が出る。


玉露 <玉露>
お茶の木が芽を出し始める頃、茶園全体に葭簀(よしず)などで
覆いをしてしまい、直射日光を遮ってしまう。
その環境下で若芽を育て摘み取って蒸してヨリをかけて仕上げたもの。
甘味と旨味の強いお茶。


抹茶 <抹茶>
玉露を仕上げる過程で蒸したあと、ヨリをかけず、葉脈を除いて
裁断したものを碾茶(てんちゃ)という。
これを石臼で挽いて細かい粉にしたものを抹茶という。
 


<番茶>
茶葉は春から秋にかけて摘まれるが、その時期によって、一番茶
二番茶、三番茶、四番茶と呼ばれる。
三番、四番は だいぶ遅く摘まれるために堅い葉になっている。
これを仕上げたのが番茶。 三番茶、四番茶の番茶が語源。
最近は糖尿病や虫歯に効果があるとの研究発表も出された。


<ほうじ茶>
番茶や煎茶を空炒りし、香ばしいお茶に仕上げたもの。
いれたお茶の色は紅茶やウーロン茶の色に近い色になる。
古くなった煎茶などは、捨てずにほうじ茶などにして飲んでみると
けっこう美味。


<玄米茶>
番茶に炒った玄米を混ぜたもの。 香ばしい味がする。
抹茶が混ぜてある物もある。 ただし、これは1服目に抹茶が全部
出てしまい2服目からは効果がない。
最近、番茶に碾茶を作ったときに取り除かれた葉脈の部分などを
混ぜたお茶を使った玄米茶もある。 これは価格は高いが美味。


粉茶   くき茶   芽茶

   < 写真 左から 粉茶 くき茶 芽茶 >






大ざっぱに申し上げると以上のような分類になります。もう少し詳しくお知りになりたい場合はお茶屋さんへ行って現物を見せてもらいながら説明をしてもらうのが一番です。できれば試飲をさせてもらいましょう。
しかし、いくら自分は客だからと、いきなり初めての店に行って、あれもこれも試飲させろと言っても、(試飲はさせてくれますが)良い顔はされないでしょう。
そのためにも、馴染みの店を持つことは大事なことです。 商売人は、ある程度無理を言われてもそれがおなじみのお客さんですと、よろこんで応じてしまうという習性を持っています。(^^;

本当においしいお茶を飲みたいとお考えの方は、できればスーパーやコンビニなどで適当に求めてくるよりも、専門店へおいでになって顔なじみなることをお勧め致します。
顔なじみになると言っても、別に話をするとか、声をかけるとか、そんなことしなくても大丈夫です。 ただ、2〜3度訪れればそれでOK。 商売人はそれだけでしっかりお客さんの顔を覚えますから。



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