【第7章】<もうすぐおしまい>
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| お茶が一通り飲み終わりますと、そろそろおわりに近づいてきます。 お点前の人が道具類を片づけ始めて、水指の蓋を閉める頃、正客が「お棗(なつめ:お茶を入れておく器)とお茶杓を見せてください」とお願いします。 これを受けてお点前の人は棗(なつめ)と茶杓を拝見に出します。 正客はこれをとってきて茶碗と同じく順次拝見してみなさんに回します。 なつめ、茶杓の順に回ってきますので、先ほどの茶碗と同じようにヘリの向こう側において、姿勢を低くして拝見してから、次の人へ回してやります。 |
また、茶杓は竹製で真ん中に節があるはずですからその節より先はさわらないというのが決まりです。 節より下を持つようにして下さいね。 道具を鑑賞する位置は、前にも書いたとおり流派によって違う場合があります。(裏千家はヘリそとです) また、お客様が多くて回すのに時間がかかりそうなときは、2人3人で一緒に拝見するようにしたほうがよいでしょう。 自分の前の人に「ご一緒させてください」といえばよいのです。 |
お点前の人(か、亭主)がこれに答えます。 とくに茶杓はただの竹の棒っ切れみたいですが、削った人と銘を大いに重視しますので、よく聞いてきてください。 最後にお点前の人がなつめと茶杓を取り込んで部屋を退ります。 ただし、お客様が大勢で、みんなで回して見ていると時間がかかりすぎる場合などは、客の間には回さず、亭主側で出した場所にそのままにしておいてくれる場合があります。 その時は席が終わってから自由に拝見することになります。 ただし、あまりゆっくり見ていると、亭主側で次の席の準備に取りかかることができません。 次の席を待っているお客さんの迷惑になりますから、常識の範囲でサッと拝見しましょう。 |
| 道具が下がると、亭主が最初と同じように正客以下皆様に挨拶をして部屋を退ります。 この時も最初と同じく扇子を膝前に置いてお辞儀をします。 亭主が退って茶道口の戸が閉まったら、正客から順に、再び床の間と釜と炉中を拝見して(なつめと茶杓があればそれも拝見します)、退室します。 退室の仕方は出口前で一旦すわって、入ってきたときと同じ所作で出ていきます。 ところが大寄せの場合は終わったという気楽さからか、退室は結構いい加減にされているようで、拝見の順番もまちまちですし、拝見が終わった人から順次そのままゾロゾロ出ていく場合が多く見受けられるようです。 |
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さぁ、これであなたの初めてのお茶会は無事終了しました。 足は痺れていませんか。 これで所要時間はだいたい30〜40分くらいです。 たぶん、あっと言う間に過ぎたんじゃないでしょうか? 何度も申し上げますが、お茶は気楽に服んでいただいて良いものですから、今まで書いたものを全部覚えてからでなければ茶席に行けないなんて言うことは全然ありません。 周りの人に失礼にならないようにさえ気を配っていただければそれで結構です。 たとえば正座が苦手な方なら亭主に断って足を崩しても良いのです。 ここでは、お茶会で最低限気をつけるべきことを書きましたが、これだけでも十分にお茶会で通用するはずです。 どうぞ自信を持って気楽にお茶会に臨んでいただければ幸いです。 |
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