【数寄】すき
数寄は茶の湯そのものを指す。もともとは連歌師の言葉であったが、のちに茶の湯の言葉となった。数寄者とは、茶の湯の風流を解し実践している者を指す。
【透木】すきぎ
4月に入ると炭火の暑苦しさを客に感じさせないため、炉の中を隠すくらいに釜の羽を広くした釜(透木釜)を使用する。このとき、五徳は使わず、炉壇にその釜の羽を掛けて使用するが、釜の羽が直接炉壇に触れないようにし、通気性を確保するため、小さな板を2枚置く。これを透木(すきぎ)という。風炉でも使う場合がある。
【砂雪隠】すなせっちん
内露地に作られるトイレ。砂を敷き詰めて踏み石を置く。ただし実際に使われることはない。客は中立ちの時に外露地のトイレを使う。
【炭】すみ
炉用、風炉用共に寸法や太さが決められている。茶の湯では、楢やくぬぎなどを柔らかい炭に仕上げたものを使用する
【炭斗】すみとり
炭点前をするときに炭や火箸、かん、などを入れて持ち出す容器。 炭の組み方も決められている。炉と風炉でも大きさに区別がある。
【席入り】せきいり
茶席の中に客が入ることを言う。正午の茶事では、初入り、後入りがある。 初入りでは床の軸を拝見する。 後入りでは床の花を拝見する。大寄せの場合は、軸と、花と、香合が床に荘ってあるので、席入りの際に全部拝見する。
【関守石】せきもりいし
露地の飛び石で分かれ道になっている場合など、この先には入らないで下さい、と言う意味で拳より少し大きめの石をシュロ縄で十文字に結んで飛び石の上に置く。これを関守石という。
【雪洞】せつどう
風炉用の
助炭。 厚紙を六角形に折ってある。
【千家十職】せんけじっしょく
十種類の茶道具についてそれぞれ家元に出入りを許された職人の家系。 陶工楽吉左衛門、釜師大西清右衛門、塗師中村宗哲、指物師駒沢利斎、金物師中川浄益、袋師土田友湖、表具師奥村吉兵衛、一閑張り細工師飛来一閑、柄杓師黒田正玄、土風炉師永楽善五郎。
【禅語】ぜんご
禅の教えを簡潔に表す言葉。茶禅一味と言う言葉通り、茶と禅は表裏一体であり、茶席には必ずこの禅語が記された軸などが掛けられると言っても良い。
【扇子】せんす
茶の湯では通常より若干小振りな扇子を用いる。茶事ではお客であることのサインでもある。挨拶をするときも膝前に置く。一種の結界の代わりか?
【千利休】せんのりきゅう
わび茶の大成をした人物。詳しくは
こちらの千利休の話を参照
【宗旦】そうたん
千利休の孫。 正しくは利休の後妻宗恩の連れ子小庵の息子。 子供の頃大徳寺に預けられたが、後に利休が自刃したあとの千家を再興した。この子のうち、三男宗左が家督を継ぎ表千家となり、四男宗室が隠居した宗旦について裏千家となった。また次男宗守が武者小路千家を興し現在まで続いている。
【袖落とし】そでおとし
着物の袂にいれておくゴミ袋。
【染付】そめつけ
呉洲で絵付けされた磁器の総称。時代によって様々な呼び名がある。