【大灯国師】だいとうこくし(1282〜1337)
大徳寺を開山した宗峰妙超のこと。播磨の国に生まれる。後醍醐天皇に正灯国師、花園天皇に興禅大灯国師の国師号を賜る。
【大徳寺】だいとくじ
大灯国師が開いた寺。京都紫野にある。五山の上などに列せられたが、のち応仁の乱などで荒廃。一休宗純が再興した。多くの茶人がここで禅を学び、茶の湯と深いつながりがある。詳しくはこちらの大徳寺の話を参照。
【大日本茶道学会】だいにほんさどうがっかい
明治時代に田中仙樵が興した茶の湯の流派。田中仙樵はもともと裏千家の茶人であったが、茶の湯の研究のために大日本茶道学会を創設した。現在は流派を越えた作法点前を伝授している。
【台目】だいめ
台目構えの茶室のこと。 点前座の畳が台目畳になっているもの。 台目畳というは丸畳から台子の幅一尺四寸と屏風の厚さ一寸の計一尺五寸だけ寸詰まりになっている畳のこと。 詳しくはこちらの炉の話を参照
【棚】たな
茶室の中では、水指を収納(載せるもの)するものを言う。 だいたい漆塗りか木地や竹で出来ている。 天板には棗を載せる約束がある。歴代宗匠によってさまざまな好みがある。風炉、炉両方で使えるが、ごくたまに炉でしか使えないものもある。
【煙草盆】たばこぼん
薄茶が始まる前に、客にゆっくりしてもらうために座布団と共に煙草盆を出すのが約束。この中には火入れ(種火が入っている)、煙草、キセル、灰吹き(竹製の灰皿)が入っている。最近はキセルを載せず、紙巻き煙草を用意する場合もある。しかし最近は飾りの要素が強く実際に使う人はほとんどいない。大寄せの時は最初から席に置いてある。正客はここからお座り下さい、という目印になる。
【淡交会】たんこうかい
裏千家の流派の茶道を学ぶ人たちの組織。 十四代淡々斎が、君子の交わりは水のように淡し、という言葉から命名した。点前などを統一したり、相互親睦のために設立された。
【茶入】ちゃいれ
濃茶を入れる容器。くわしくはこちらの茶入れの話を参照のこと。
【茶巾】ちゃきん
点前の中で、茶碗をゆすいだ後、その水気を切るために使われる布。畳み方や、拭き方にもきちんと作法がある。
【茶事】ちゃじ
一般的な大寄せの茶会ではなく、正式な茶会のことを指す。正式なものは正午の茶事である。
【茶事七式】ちゃじしちしき
正午の茶事を筆頭に、暁の茶事、朝茶事、夜咄、不時の茶事、飯後の茶事、跡見の茶事を指す。
【茶杓】ちゃしゃく
点前の中で、棗や茶入れから茶碗に抹茶をすくいだすときに使用する竹のスプーン。 亭主自らが削る場合もある。 必ず銘が付いており、客は点前の後半で必ず拝見を乞うのが礼儀である。上級の点前になると象牙の茶杓を使用する。竹の茶杓はわび茶の象徴でもある。
【茶筅】ちゃせん
茶碗に抹茶とお湯を入れ、それを撹拌するための道具。竹を細かく裂いて糸で編んだもの。流派による違いなどにより様々な種類がある。白竹、煤竹、数穂、80本立、などなど。
【茶筅通し】ちゃせんとおし
点前中、茶筅の穂先が壊れていないか調べる所作。 実は点前を始める前に水屋で念入りにチェックしているので必要ではない。儀礼的要素が強い。
【茶壷】ちゃつぼ
陶器製の壷で、新茶の時期に摘んだお茶を碾茶に仕上げて、これを壷に入れて保管しておく。秋口(11月)になってからはじめてこの壷を開封して、中の茶を挽いて服む。 真ん中に濃茶の袋を置き、回りを薄茶の碾茶で埋める。
【茶花】ちゃばな
茶事では中立ちで客が一旦席を出ると、軸を巻き上げて床に花を荘るのが決まりである。このときの花を茶花と言う。 季節感を重用視し、季節の先取りを良しとする。その花の入れ方に作為があってはならない。利休は「花は野にあるように」と教えている。
【茶碗】ちゃわん
抹茶を飲む器。もともと中国や朝鮮から輸入された。 のちに利休がわび茶の道具として楽茶碗を焼かせたり、朝鮮の生活雑器なども取り入れたりした。また、日本でも朝鮮から陶工を連れてきて各地で焼き物を生産させるようになった。
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