釣り人随想録 「萬星舎」 収録NO.006 


「待ちに待った解禁日」


前の愛車 セラ 朝9時に家を出発する。(初日にしてはずいぶんと遅い出発だなぁ)
中央高速に乗り上野原ICで降り、鶴峠越えで山梨県の小菅川に到着したのは 11時近く。(だったと思う(^^;)
入漁券を扱っているお店があったので、そこで情報を得ようと立ち寄るが あいにくそこの店の人は釣りには、うといらしく情報を得られなかった。(^^;
仕方なく車の止められて、入渓できる場所を探すことにした。
5分ほど下流へ向かって走ると駐車の可能な場所があったのでここに車を止め 釣り支度をすることにする。


ウェーダーを履こうと車の外にでるが小雨も降っていてとても寒い。
どおりで山の斜面に雪がところどころにあるはずだと納得。
支度をおえて川へ降りようとすると、遠くに川から上がってくる4、5人の 釣り人の姿が見える。

釣れたのかな〜と思いながら川を降りる。
久しぶりにみる小菅川の流れは、水量が少なく雨の影響か少し濁りが入っている。
水温はどうかと指を流れにつけてみる。 ちょっと冷たい。(笑)
相棒は上流へ、私は下流へと別れた。
さっそく、キジを箱から取りだそうと箱を開けるが、あまりにもこのキジが長く て太いので、おったまげた。 尺岩魚でも狙うための大きさかというくらいだ。

釣具屋で手に入るりん○ろうみみずだとか、熊た○うというものに太虫と書いて いるものがあるが、大抵の場合、どこが太虫なんだよと言いたいくらい短くて 細いものばかり入っていたりする。
しかし上野原の釣具屋で買ったものは本当に長くて太い。
ハサミで切るのは気持ち悪いので、石で手頃な大きさに切って針に刺す。
いよいよ今年の第一投目である。


野村氏 落ち込み脇の流れの緩いところに仕掛けを落とす。
仕掛けがなじみ、流れの早いほうへ漂いだすが、反応が無かった。
先客に散々攻められているに違いないから仕方ないかと、一人納得する。(^^;
3、40分ほどポイントを移動しながら攻めてみるがアタリのアの字もない。
雨も止みそうにないのでぼちぼち上がろうかと思い、相棒のいる上流へ向かう。
途中でスーパーのビニール袋を発見した。
中をのぞくと18cm位の綺麗なヤマメが泳いでいた。


相棒はしっかりと獲物を釣っていたのだ。
ジェラシー光線をビニール袋に浴びせながら相棒のいる上流に向かった。
相棒と合流し話を聞いてみると、このヤマメの他にイワナを含めて4本釣ったそうだ。
ビニール袋に入れたヤマメは、俺は釣ったぞと知らせるために置いたそうで
役目を果たしたヤマメは小菅川の流れに元気に帰っていった。
ここで相棒は車に戻り、私だけが釣り続けることになった。
相棒の話でキジよりイクラの方が喰いがいいというので使いたくなかったイクラを 使うことにした。(^^;

水深のあるいかにもポイントという淵を何度か攻めるがアタリがない・・・
あきらめて上流のポイントをめざす。
次に流れが速く、底石が見えるか見えないかというくらいの水深のポイントを 攻めてみる。
すると目印がぴたっと止まった。
小さく鋭く合わせをくれると、グーンという引きとともにギラっと銀影が走った。
久しぶりの魚の引きを味わったあと抜きあげた20cmくらいのニジマスだった。

野村氏の釣果 本命のヤマメじゃなかったが、初物だったのですごくうれしかった。(^^)
1匹釣れたので帰るかなと思い川を下るが、あの淵をもう1度攻めてみることにした。
2、3回仕掛けを流してみたが、アタリがないのでこれで最後にしようと流したら 目印がすーっと上流に引かれた。
合わせをくれると、グーンとさっきの奴とは比べものにならないくらい強い引きが 伝わってくる。

手応えからするといい型だ、慎重に魚とやりとりすると魚が浮いてきた。
一気に抜きあげると、23cmくらいのパーマークの鮮やかな本命のヤマメだ。
小雨の降る中粘った結果がでて、うれしくて満足感でいっぱいになり予定通り ここで納竿した。





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