釣り人随想録 「萬星舎」 収録NO.009 



東北OLM’97参戦記 その1  著者「R」


6月28日                                    

2:54起床。2:55にセットしておいたアラームを解除する。外はまだ暗い。      

3:15発。早朝からの始動にも関わらず、車の調子はいい。             

著者近影    

ルートは上信越道から群馬を抜け、東北道へ乗る。東北道まではほとんど車のない  
快適なドライブだ。                              

問題は東北道。平均巡航120km。遅い車と速い車の差がありすぎる。      
流れには最初の5分ほどで慣れたが、時折まだ運転を知らない人間の乗った車が脇を 
駆け抜けていく。死ぬのは勝手だが他人に迷惑をかけないでもらいたい。      
事故による時間のロスが一番腹が立つ。                     

栃木を半分ほど来たあたりで雨がぱらつき始める。北には黒く厚い雲がたれ込めて  
いる。台風はまだ遙か南にあるはず。梅雨前線はまだ東北にまごついているらしい。 


8:00                                       
福島を抜ける。そろそろPLA氏からの連絡が入るはずだ。雨はますます強くなって 
いる。視界不良。前方の車が突然スピードを落とす。後ろを気にしつつこちらもスピ 
ードダウン。視界はカンとの併用でやっと50mというところだろうか。      
8:20頃  PLA氏よりの連絡が入る。電波状態は最悪。最初の呼びかけだけで、
あとはほとんど取れない。初めて聞くPLA氏の声は非常にしぶい。強面を想像させ 
る声だ。どうやら東北は前夜よりの雨らしい。こちらの応答が向こうに取れたかどう 
かはわからないが、とにかく礼を言って無線を切る。               
泉パーキングで給油とする。 佐久から500kmという所か。無給油無休憩でこの 
位走れればまあまあか。                            


9:15                                       
古川のインターで降りる。いつのまにか周りには山が見えない。東はすぐに海なのだ 
ろう。窓を開け、東北の空気をやっと車のフィルターを通さずに吸う。       
雨は小降りだ。 これならいけるかもしれない。                 



....と、ハードボイルド風に途中までは来ましたが、鳴子でこけしの大群を見たあた 
りからおちゃらけムードになって来ました。どうも、東北の空気を吸ったとたんに本 
物のそうめん菌が進入したようである。                     
ネット経由よりもやっぱり直の方が効くみたいだなあ。              

ゆめさんのアップのプリントアウトを見ていたのに、なぜかラクダ印のコンビニまで 
来てしまう。 お店でビールと朝食を仕入れつつ東北美人のおねーさんに前森高原へ 
の入り口を聞く。 やっぱり通り過ぎていた。                  

10:15                                      
やっと前森高原へ着く。きれいな駐車場である。前方に屋根付きのベンチが見える。 
ああ、あれが例の豪気な宴会場なのだろう(この時点ですでに間違っていたのである)
まだ早いな。先着しているはずのノムさんはきっと竿を出しに行っているのであろう。
少し寝るか。                                 

11:15                                      
ぱっと目覚める。周りを見る。それらしき車はなにもない。雨はざんざん降っている。
昼過ぎまでは人も来ないかもしれない。 じゃあ少しうろうろするか。初めての土地 
で時間のあるときには必ずうろうろすることにしている。会場のある向町を通り過ぎ 
最上白川を渡る。 川の水は若干増えている。 釣りは無理かなあ。        

うろうろぐるぐるしているうちに、13:00。会場(と、思っている場所)に戻る 
が、それらしき人影なし。 やっと、もしかして会場ではないのではと考え始める。 
看板の地図をよーく見る。ゆめさんのアップをよーく見る。「オートキャンプ場」? 
そんな表示は看板のどこにもない。 むむ。さーてはまたやったな。        
雨が降ると方向感覚が狂うのは何回も経験済みなのだ。              
管理棟らしき建物まで戻ると、脇道に「オートキャンプ場」の看板が。       
おいらは一体何時間無駄にしたのでしょう。                   

たまくら夫妻


みるからにオートキャンプ場な場所にはすでにFFISH
ステッカーを貼ったくるまと怪しい集団が、雨の中フライ
ロッドやテンカラ竿ををびゅんびゅん振り回していた。 

そうめんのメンバーは郁楓庵のHPで顔がだいたい分かっ
たが、初見の人も大勢。               
ノルディックの萩原が何故ここに?と思ったらたまくらさ
んでした。                     

写真:秋田の名物夫婦 これが「たまくら夫妻だ」!  


そうめんメンバー


そうめんメンバーは雰囲気だけで大体分かってしまった。  
最初に都筑クロちゃんが挨拶してくれた。         
想像通りのキュートなギャルでした。           
自己紹介のお時間。 写真より大分スマートなゆめさんから。
秀さんや野村さんはなぜかすぐに分かった。 みなさん、雨 
の中ご苦労様。 思えば変な集団である。         
一番変なのは600kmも走ってきたおいらか。      

  写真:寄り集まって何か悪巧みをしているそうめんメンバー

               
都筑師匠と竿の話をする。テンリュウの竿を大分ほめてもらった。回りに同じ釣りを 
する仲間がいるというのは貴重である。 山形のみなさんがうらやましい。     
東北の人の人柄も多分にあるのでしょう。                    


雨と風はどんどんすごくなってきた。釣りは無理。でもみなさんとお話が出来てそれ 
だけで満足。 北限を延ばしたことでも満足している自分。 来てよかった。    


夜になる。 ビールでほとんど朦朧としていたのでそれぞれのみなさんと何を話した 
かはよく覚えていないが、なんだか楽しい。 ビールと低気圧で結構ハイになってい 
たのかもしれない。                              

  

写真上段左から:ザッコさん、「秀」さん、野さん、 下段:都筑クロちゃん、クロちゃんのご主人


PLAさん登場。なんとスーツ姿。 わたしゃだれかの借金取りが夜中にこんな所ま 
で来たのかと思いましたよ。 すぐに作務衣モードに。 OLMには必ず作務衣の人 
がいるなあ 。無線の声で想像していたのとは違い、とても紳士的な人。      
これが某氏と釣行すると「あの」PLAさんになるのか。 野村さんは早くも緊張し 
ているようだ(^^;                               


夜もいろいろとみなさんとお話をしたかったけど、眠気の方が強かった。ダウン。  

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