無責任的野営論
 序にかえて 

「源流を夢見て」より改題および内容改訂(2000.3.7)


月の出ていない闇夜の山中は文字通り漆黒の闇である。

恐怖を通り越して畏敬の念さえ持ってしまうほどだ。

軟弱者のわたしなどは、よほどのことがない限り、この闇の中、
たった一人で一晩過ごすことは避けたい、といつも思ってしまう。

しかし、視覚的な雑念が入ってこない分、
自分の心の動きがおそろしい程手に取るようにわかる。

漆黒の闇は自分を見つめ直すには絶好の場所なのかも知れない。


渓流へ通い出し、釣りにのめり込んでくると、だんだん野営用具を背負って源流釣行を夢見るようになります。 
詳しい装備やテクニックなどについては、源流釣行の諸先輩や解説書に譲ることにして、このページでは、気のおもむくまま、ちょっと怪しくもこだわりの野営論を、偏屈釣り人である「楠亭八茶」が書きあげました。文中かなりいい加減なところが無きにしもあらず。 ま、そこはおなぐさみ。 何があっても責任は持ちません。 
どうぞその辺りをご容赦願いまして、御笑読いただければ幸いです。

                             源流の岩魚に感謝を込めて
                                           楠亭八茶


楠亭八茶 【くすのきてい はっさ】 プロフィール

昭和30年代、山形生まれ。

小さい頃より父親に連れられ山菜採りに励み、自然に親しみながら成長した。また小学校から大学までボーイスカウトにおいて野外活動の経験とノウハウを積み、その後はリーダーとして高校生を対象に本格的野営を指導している。

大学時代は友人と二人でカナディアンロッキーをキャンプしながら周遊をした経験も持つ。郁楓庵の良きブレーンであり、寡黙な男である。

その反面、ウイットにも富み、その名前「楠亭八茶」を本人は「なんてぇやっちゃ」(何てぇ奴ちゃ)と呼んでいる。

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