NHKラジオの第2放送で一日3回気象通報を放送しています。午前9時10分から30分まで、午後4時から20分まで、午後10時から20分までのそれぞれ20分間です。 ラジオたんぱでもやっていますが、私はNHKしか聞いたことがないのでそちらはよくわかりませんが、短波でも基本的には同じはずです。 これは天気図を書くのに便利な放送です。専用の天気図がありますので、そこに情報を記入していき自分の手で天気図を書きあげ、今後の天候の動きを把握するものです。 まず天気図用紙を準備しましょう。大きい本屋さんにあります。種類にNO.1とNO.2がありますが、この違いは、左に気象通報の情報が記入できる欄があるかないかの違いです。通常はダイレクトに地図に記入していきますが、慣れないうちはNO.1の記入欄がある物を使ったほうが楽です。それに、欄がないNO.2のほうは当然地図の範囲は広くなりますが、太平洋が広くなるだけですので、漁業関係ならば必要でしょうが山の場合はあまり必要ありません。
天気図用紙をご覧ください。 日本の各地に丸印がありますね。あと大陸にもあります。(右上図参照) 放送ではこの地点の気象の情報が放送されます。次に左の欄をご覧ください。(右図参照)石垣島から始まって富士山まで54地点が記されています。気象情報はこの順に発表されますから、放送が始まったら焦らずに記入していきます。 情報は、1地点につき風向、風力、天気、気圧、温度の順で読み上げられます。これも記入欄にはその通りの順で並んでいますから大丈夫です。ではその具体的書き方です。
風力は0から12までありますが、通常は7か8位までです。天気は記号で記入します。これは覚えるしかありません。日本の気象では通常最も使うのは、曇り、晴れ、雨です。 あとは雷雨と霧がごくたまにある程度。 雪やアラレなどは渓流釣りの季節には無縁ですから、無理して覚えなくても良いと思います。 ![]() 気圧は3桁の時はそのまま読み上げられますが(「998ヘクトパスカル」等)、4桁(「1015ヘクトパスカル」等)の場合は下2桁が読み上げられますので、二桁の場合は「1000」が省略されていると思って下さい。 記入するときはどちらも下二桁だけ記入します。 温度は摂氏ですのでそのまま記入します。 |
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6.「いよいよ放送開始」 放送が始まると、まず何時に観測した情報か言います。 地図上部の日時の欄に記入します。よほどのことがない限り、9時の放送は6時の観測、16時の放送は12時の観測、22時の放送は18時の観測です。次に概況が発表されます。これを聞きながらだいたいどの辺に低気圧や、高気圧があるか、全国の気温はどうかなど大まかなお天気を把握します。 30秒〜1分ほどで、各地の天気が始まります。 「石垣島では、南南西の風、風力5、曇り、998ヘクトパスカル、25度....那覇では、」というふうに淡々と読み上げられます。 聞き落としたときは気にしません。一箇所ぐらい情報がなくてもなんとかなります。 それにだけ気をとられているとその後の2〜3カ所まで聞き落としてしまいます。 富士山まで終わると、次に気象ブイと船舶からの情報が読み上げられます。 海洋ブイは地図上に3カ所記載されていますが、船舶の情報は毎回違いますし、数もまちまちです。 北緯、東経、風向、風力、天気、気圧が読み上げられます。 緯度経度は間違えないように書き取ります。 つぎに、「漁業気象です」というアナウンスがあって、(台風)低気圧と前線、高気圧の順で発表されます。 北緯、東経、気圧、移動方向、移動速度の順です。 前線は、前線が通っている数カ所の緯度、経度が発表されますのでその点をあとで結びます。 「北緯40度 東経144度には1014hpaの低気圧があって 東北東に30キロで進んでいます」というとき、私は 「40°144°14、L、ENE、30→」と書き取っています。 低気圧はL(low) 高気圧はH(high)で記します。 つぎに、何hpaの等圧線がどの緯度経度を通っているか発表されます。 これは情報数が多いので、地図の外枠下の余白に記入していきます。
気圧は○の右肩に、気温は左肩に、それぞれ二桁で記入します。「入電無し」あるいは「天気不明」の場合は、何も記入しなくてもいいのですが、ただの○印だと「風弱く、快晴」と同じ印になってしまいますので、○の中に×印を記入しておきます。 石垣島から書き始めますが、地図上でその順番を追っていくと、日本列島を北上し、サハリン・千島列島を経て、ロシア、朝鮮半島へ行きますが、済州島まで行くと、中国に行かずに台湾へ行きます。 そこが終わってから、再度大陸へ飛んで、長春から中国大陸を南下、香港からフィリッピンを経て、小笠原諸島の父島へいって、最後に富士山です。富士山の情報を記入する欄は地図の右下にあります。 船舶からの通報は該当する緯度経度の地点に○を書き同じように記入します。 慣れてくるとリアルタイムで直接記入していくようになりますが、たとえば、風力が7〜12の時は線を引いているとそれだけで時間がかかりますので、右側をとりあえず省略して左側だけ記入しておいて、あとで書き加えるなどというテクニックを覚えるようになります つづく |
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