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7.「天気図の書き方」あれこれ 加えてそのそばに気圧を書き、進路の方角に矢印を引き速度を記入します。
前線が出来ているときは、その出発点は低気圧の中心からです。実際の放送では「北緯38度 東経140度には996hpaの低気圧があって、時速30キロで北東へ進んでいます。中心から、温暖前線が、北緯39度、東経144度に伸び、寒冷前線が、北緯37度、東経137度、を通って、北緯36度、東経131度へ伸びています。」という風に放送されます。これを書き取ると右図のようになります 気象通報では、数値が違うだけで、いつの通報でも情報の順序も表現の仕方も全く同じです。 ですから、慣れてしまえば次に何が来るか前もって予想がつきますので、書取も楽になります。 前線を引くときは、数値だけ書き取って置いてあとで記入した方が間違いがありません。 8「前線の記入の仕方」 さて、この前線について簡単に説明をしましょう。前線には温暖前線、寒冷前線、停滞前線、閉塞前線の4種類があります。間違っても桜前線だのツバメ前線だのは入れないで下さい。 |

地球上の大気の温度は一様ではありません。 大きく分ければ暖かい空気と、冷たい空気があります。この二つは水と油のような関係にあります。ぶつかっても混ざり合おうとはしません。冷たい空気は下へ沈みますし、暖かい空気は上へはい上がろうとします。 この二つ空気がぶつかり合っているところが前線といわれるものです。
暖かい空気が優勢な場合は温暖前線、冷たい空気が優勢なところは寒冷前線なります。低気圧にはまず温暖前線と寒冷前線が出来て、次に時として閉塞前線が出来上がってきます。 そのメカニズムはこうです。 低気圧は中心に向かって反時計回りに風が吹き込んでいるとvol.7で述べました。 暖かい空気というのは大体南から北上して来ます。冷たい空気は北から南下してきます。と言うことはその空気が南北からぶつかったと き、右図のように南から東にかけては暖かい空気が優勢に吹き込むことになります。逆に冷たい空気は西から北にかけて優勢に吹き込みます。ですから、温暖前線は低気圧の中心の東側に出来て、寒冷前線は西側にできるという特性があります。
従って雨の範囲(前線から300kmくらい)も広くなりますし、大雨に対する充分な警戒が必要です。
ただし、にわか雨、雷雨、ひょう、突風などの突然の激しい気象変化が起こる場合がよく見られます。寒冷前線が来る前は暖かい南風が吹きますが、前線が通過後は西から北にかけての冷たい風が吹き、気温が急激に下がりますので天気の急変に警戒が必要です。
これも簡単に書きます。 ちょっと考えてみて下さい。追いついた寒冷前線の寒気と追いつかれた温暖前線付近にある寒気は同じものなのですから、単純に考えると寒気に同じ寒気が追いつけば前線は消えてしまうのが本当だと思いませんか。 ところが、地球スケールで空気が移動しているおかげで、同じ寒気でもすこしづつ温度が違ってきているのです。ですから、追いついた寒気が追いつかれた寒気より、暖かい場合と冷たい場合があるのです。 そのため、閉塞前線には暖かい空気が追いついた場合と冷たい空気が追いついた場合、二つのタイプがあるのです。 しかし総体的にはどちらも、寒冷と温暖の二つの前線の特徴をあわせもっていると考えて間違いはありません。閉塞前線はアウトドアでは充分過ぎるほどの警戒が必要です。 寒気と暖気、どちらかが優勢な時にそれぞれ寒冷前線や温暖前線が出来ると説明しましたが、この勢力が伯仲しているとき(あるいはお互いの活動が活発でないとき)は停滞前線となります。ほとんど前線が動きませんから、長い間雨が降ります。この代表的なものが日本に長雨をもたらす、いわゆる梅雨前線と言われるものです。 9.「等圧線の書き方」 さて、次に、等圧線の書き方です。 放送では、緯度経度を何カ所か読み上げますので、それを書き取って置いて、あとでその地点を探し出して線でつなぎます。気象通報の放送では、観測した時点での日本付近にある1種の等圧線の位置を発表するのがほとんどです。 等圧線を書くときの一般的な注意事項です。 等圧線と似た言葉に地形図に用いられる等高線と言うものがありますね。 これは標高が同じ所を線で結んだものです。 それと同じく等圧線は大気圧の等しいところを線で結んだものですから、等圧線は決して交わることは決してありません。 また、同じく枝分かれすることもありません。 等圧線は滑らかな曲線で書きます。 等圧線の間隔は広いところや狭いところがありますが、それは徐々に狭くなったり広くなったりしていて、急に狭くなったり広くなったりという不規則な線はありません。
寒冷前線と温暖前線の間の等圧線は、低気圧の中心側へやや曲線をつけた直線に近いかたちで描きます。ですから、等圧線は前線のところでは角になっているのが図からおわかりになると思います。 また、風は等圧線に対して直角に吹いていません。 大体30〜40度の角度で吹いています。 等圧線の間隔が狭ければ狭いほど強い風が吹いています。 以上で、天気図を書くことが出来ました。 次は、それに基づいて大体の天気の流れを予想する作業に入らなければなりません。低気圧と前線については説明しましたが、その他にも季節によっての特徴的な気圧配置やお天気があります。 それはまた次回に譲りましょう。 機会があればまたこの章の続きを書きます。
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