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釣りの世界は不思議ですね〜。今でも師匠なんて言葉が残っています。 渓流釣りの場合は特にですが、釣り場はもちろん、仕掛け、釣法などすべてにわたって秘密主義になりがちなので、どうしても狭い範囲での交流になりますので、情報交換すらやりにくいですし、自然にそうなってしまうのでしょう。 私も今、何人かの方に師匠なんて呼ばれていますが、なんかこそばいというか落ちつきません。 今まで渓流歴約24年、その内テンカラ歴10年ですが、ほとんど単独釣行で近くに師匠なんていませんでしたし、試行錯誤の繰り返しでした。私のテンカラはいろんな出版物や、VTR等をベースにして、渓で遊ぶうちに自然に自分のスタイルが出来てきたものと云えます。 |
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ですから、私のテンカラはどういうレベルなのだろうと気になった時期がありましたけど、今はほとんど気にならなくなりましたね。 10年くらい前と対比すればテンカラに入門しやすくなっているのは喜ばしい限りです(^^) 最初にテンカラをやってみようと思い立ったのは、12年くらい前だったでしょうか。 竿もラインも釣具店の主人の勧めるままに揃えたと思います。 そしてその道具で振ってはみたものの、当然ながら上手く飛びませんでした。 それよりも頭に来たのはせっかくたま〜〜に上手く振り込めたと思った毛鉤が手元にあっという間に寄ってくる事でした。 要するに<おつり現象>なんですが、これにすっかり嫌気がさしてやめてしまったのでした。 |
それからしばらく経ったある日、私は井戸道也さんの書いた、たった数ページの文章を読む機会があったのですが、それを読んで私は「これだ!」と思いました。 それが、フロロカーボンレベルラインを使用したレベルラインテンカラの紹介だったのです。 <シーガーの3号で5mは飛ばすし、おつりも少ない>という内容だったと思います。 これには本当に吃驚したものでした。 最初は半信半疑でしたが、実際にやってみると、これが思ったよりも簡単に飛ぶことがわかりました。(^^)これは少し練習すればものになりそうな予感がして嬉しかったですねえ(^^) 今なら、たとえばレベルラインテンカラを始めようとする場合、ビデオもあれば雑誌も色々あるし釣り具の進歩もすばらしくって、やりやすいですね (^_^) とはいっても、実際に本やビデオで充分に研究してからフィールドに立ったとしても、やはり、テンカラというのは難しいですけどね。 餌釣りの場合を想像してみて下さい。 仕掛けも、道具(竿も含めて)も、餌もこんな風にして…と、説明するのが簡単ですよねぇ。 忠実に実行すれば案外簡単に釣果も出るし、理解しやすいですしね(^_^) 一方、テンカラの場合はこれでいいのかと、とにかく悩みますよね。 そういう意味では、師匠という役割が今でも必要な釣りなのかなとは思っています。 ついでに言いますと、私の場合はほとんど単独釣行でしたから、釣り場のマナーやら若い頃の行動を思い出すと冷や汗が出ます。 今でこそ、空き缶は必ず持ち帰りますし、ごみも捨てませんし、タバコの吸殻も捨てません。 が、こういう事を大切な事なんだと教えてくれた、先輩や後輩や仲間が本当の師匠なんですね。釣り人のマナーについては<渓流での心得>(「そうめにすと倶楽部」渓流でのマナー向上委員会編)にありますので是非ご一読下さい。 そして、もう一つ。 皆さんに是非お願いしたい事があります。 これから私が紹介しようとするレベルラインテンカラはかなり強力です。 ある程度楽しめるレベルには簡単になれますし、それでも結構楽しめます。 もしも、この釣りをおぼえた人達が増えて、その人達が釣り上げた渓魚をすべてキープしたとすればあっという間に渓魚は減ってしまうでしょう。 それにも拘わらずここでレベルラインテンカラを紹介しようとするのは、テンカラ士はリリースが自然に出来るようになると信じているからです。 餌釣り士でもリリース派はいます。 が、少数派です。 テンカラ士でも勿論キープ派はいます。 でも、テンカラでは釣り上げるときの視覚的な楽しみや、釣ったという満足感、毛鉤のはずしやすさ(毛鉤を飲み込まれる事がない)等の理由でリリースが自然に出来るようになるケースが多いと思っているんですよ。 絶対にキープするなと言うわけではありません。 時には家族へのお土産も欲しいでしょうし、仲間とキャンプしながらの塩焼きは最高です。 でも、この程度の節度あるキープにとどめていただきたい。そして、それほど努力しなくてもそうなれると信じています。 餌釣り士の方が1人でも多くこんなテンカラ士に変身されることを願っています。釣ろうと思えばいつでも釣れる!という自信が出来るとリリースが自然に出来るようになるから不思議です。 やり始めたら徹底的にやってばんばん釣り上げて、やさしくリリースしてほしいと思っています。 それが私がレベルラインテンカラを紹介しようとする最大の理由です。 |
