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かすかに追い風で、こんな日は本当に気持ちよくレベルラインがするするっと伸びて、毛鉤だけがポツッと着水する。 今日の仕掛けはラインを竿丈プラス50p、ハリスを70p。 この長さが私の竿のベストバランスとわかっている。 これ以上長くても振り込みには支障ないが、この川では必要ないし、振り込んでからの毛鉤の流れ方に不満がでる。 できる限りラインは水面につけたくない。 水面につけるのはハリスの一部だけにしたい。 ラインとハリスの結び目が空中にあるようにしないのならば、何も無理してレベルラインテンカラをやる意味はないといつも自分にいいきかせている。 そうでないならテーパーラインの方がずっと振り込みやすいのだからそれをやればいいと…。 この状態で毛鉤にドラグをかけず、適度なたるみと張りをもたせられるのは仕掛けの軽さによる。 レベルラインテンカラの最大のメリットがここにある。 |
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上記はNIFTYの会議室 【瀬音】に発言したものですが、これがレベルラインテンカラの特徴をよく表しています。 普通のテーパーラインを使った場合を想像してみて下さい。 今、流芯の向う側のポイントに毛鉤を振り込んだとします。 テーパーラインはすぐに自重でだらっと垂れ下がり、流芯の上にかかります。 そして、あっと言う間に流芯の流れにラインが引きずられてしまい、毛鉤も不自然に引きずられてしまい、ポイントから離れてしまいます。 これを避けるために、ベテランのテンカラ師は工夫をします。 ある方は毛鉤が引きずられる前に自分から積極的に「さそい」に持っていったり、あるいは毛鉤が引きずられる前にピックアップし、見事に同じポイントへの打ち込み直しを繰り返します。 これと比較すると、レベルラインテンカラの場合は比較的簡単に済む場合が多くなります。 レベルラインを使って流芯の向う側のポイントに毛鉤を振り込んだとします。レベルラインの場合はラインの自重が軽いため、着水している部分が短くて済みます。 仕掛けでいうと、ハリスの一部分のみの着水で済みますので、流芯部にラインが着水しないようにすることが出来るんですね、簡単に。 従ってラインが流れに引きずられるのも少なく、毛鉤を流れなりに自然に任せる事がやりやすいんですね。 このように自然に流すことを「ナチュラルドリフト」といいますが、これを忠実に守るにはおつり現象の少ないレベルラインテンカラが断然有利です。 遠くのポイントまで毛鉤を投射できるテーパーラインテンカラは魅力的で、今も心が動きますが、実際にやってみると難しさに戸惑います。 ナチュラルドリフトが難しいんですよ。 それに比べてレベルラインテンカラは、振り込みそのものは難しいかもしれませんが、振り込んだあとの操作は極めて簡単です。 振り込んだ毛鉤が自然に流れ下るにつれて竿先を少しづつ上げるだけのこと。 そうすることによって、毛鉤が水面下数pを自然に流れるようにコントロールする事が大切なだけです。 最初の頃は、ちょっと煽って毛鉤が見える程度にしてもすぐに毛鉤が沈んでしまい見えなくなるでしょう。 見えなくなったら又竿先を少し煽って毛鉤を見えるように修正する。 この繰り返しでもいいのです。 慣れるに従い、自然と毛鉤が見えている時間が長くなってくるものなのです。 この状態をラインに適度な張りとたるみをもたせた状態といいますが、これを守ることだけがポイントで、これが合わせを楽にしてくれます。 (渓魚が毛鉤にゆっくり出るようになるんです) 初心の方にレベルラインテンカラをお勧めする大きな理由です。 |
