レベルラインテンカラ講座

【第8章】渇水期の釣り

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夏の暑い盛りの渓は渇水して一見釣り場(ポイント)が無いように思えますが実際は面白いものです。 流れに勢いが無くても、少し深さがある瀬は見逃せません。 そーっと近づき振り込み動作はコンパクトに、そしてすーっと毛鉤を引くと、思いがけない場所から岩魚が顔を出し、ぱくっと毛鉤をくわえる(^_^)

へー、こんな場所に隠れていたのかというような発見もあり、ポイントの勉強にもなって面白いですよ。 岩魚の付き場を知るいいチャンスですし、たとえ釣れなくても岩魚ウォッチングが可能です。

番兵岩魚をご存じですか? 淵尻にいて不用意に近付いたりするとさっと逃げ込む小さな岩魚です。 これに逃げ込まれると、どういう連絡手段なのかわかりませんが、とにかくその逃げ込まれたポイントではまず釣れません。 これがよくわかります。 普段の水量ではなかなかわからないのですが、こういう時はチャンスです。 これをどう処理するかが釣果の分かれ目ということもあるのですぞ(^^)

結局これは上手く釣り上げてそっと下流の流れに放してやるしかないんですけどね〜。釣ったら出来るだけ傷つけないようにそっと放してあげましょう。 素手でむぎゅっと掴んだりしたらかわいそうです。 彼らにしてみれば冷水温が当たり前なのに、むぎゅっとやられたら全身やけどです。

出来れば流れの中で針をはずすとか、あるいは釣り上げたらすぐに流れに手を入れて少しでも手のひらの温度を下げてからやさしく掴むとかしてやりたいですね〜(^^)
私はガチガチのリリース派ではありませんが、小物はもちろんですが食べないとわかっている場合ならば食べ頃サイズでも放します。 無駄な殺生は避けたいですからね(^^)

それともう一つ。 たとえば大物が掛かった場合、出来るだけ早く取り込みたいが為にすぐ近くの岸に上げたりするのは釣り人として当たり前の行動でしょうけど....。 
でも、もしもその渓魚をキープするつもりがないのでしたらお願いがあります。 太陽熱に焼かれた土の上に引きずりあげるのはやめる努力をして欲しいのです。 キープするつもりでしたら止むを得ませんが、リリースする気持ちがおありでしたら、バラしてしまう危険を我慢して浅瀬などに誘導してキャッチして欲しいと思います。

実際のところ、私も出来ていません。 大物が掛かったときなどは、とにかく早く取り込みたくて頭の中はそれどころではなく、真っ白状態です(^^ゞ  でも、あとでリリースする時に<熱かったろうなあ>と反省します。 最近大物が出る渓に行くときはタモを持つこともあります。 タモですくった大物を写真に収めてからそっとリリースする。 そうめにすと倶楽部のメンバーは皆そんな釣りを楽しんでいます。

数年前は釣れたら手のひらを流れに浸して体温を下げるというのも出来ませんでしたけど、今はかなり出来るようになりました。 意識を持っている限り少しづつ進歩できるのではないかと思っています(^^) 
それと、私の今後の課題の一つに、バーブレスフックがあります。 返しのない針は今のところまだ使用する気にはなれません。 が、本当に渓魚へのダメージを少なくしようと思ったら、やはりバーブレスフックを使うべきなのでしょう。

でも、やはり釣り上げてからリリースするのと、途中でバレてしまうのでは大きな違いがあるからなあ(^^ゞ   これも私の今後の課題です。

    
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