レベルラインテンカラ講座

【第9章】竿の自作

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市販品のテンカラ竿で本当にいいものというか、自分好みの竿というのはなかなか見つからないものですねー、残念ながら。 それに、薮沢などではどうしても2.5m程度の竿が欲しくなるもんですが、そんな竿は自作するしかありません。

本格的に、まじめに作ろうとすると、大変なのでしょうが、とにかく適当に気楽に作ってみようというなら、案外簡単なものですよ(^_^) 

<使い古した餌竿で、練習してみましょうか?>

  1. 竿のバランスを整えるには、詰める(短くする)方向にしか出来ないのですから、最初からビンビンと堅い硬調子ではダメですよ〜。


  2. 穂先(一番先の竿)の先端を見て下さい。  あまりにも細すぎると感じる場合はほんの数センチ切り、リリアンを付け直します。
    釣具屋に行けば穂先用のリリアン糸があります。(中空になっている糸)安いものですし、補修用に使いますので必需品です。
  3.         

  4. 一本ずつ伸ばしながら竿を振ります。
    おそらく3本目位まではなんの問題もなくそのままのバランスでいいでしょう、が、4〜5本目位で「あれっ」と今までと調子が変だなということ  があるかもしれません。
    たとえば、手元にくる反動(震え)が大きかったり、カクンカクンと変にぐらついて感じたりしたら、修正が必要です。
  5.  

  6. 仮に5本目がおかしいと感じられたと仮定しますと。          
    とにかく、5本目の竿だけを抜き取ります。先端側を数センチカットします。 くれぐれも根元側をカットしないように! カットするにはナイフなどで慎重に(割れたりバリバリはまずい) カットするのは最初は1センチ単位くらいでやってみて下さい。 ほんの数センチでバランスが変わるのにびっくりするでしょう。


  7. 5本目の先端側を1センチカットしたら、1〜4番竿を戻して、5本繋いで振ってみましょう。 ダメ?ではもう一度、バラして、5本目の先端部を更に少しカットして、戻して振ってみて…。 


  8. 6.実際やってみると、そんなにカットするものではありません。ですから、4番竿が5番竿と繋げない(抜け落ちてしまう)というところまではいかないで済むはずですが、…。
    でも、抜け落ちないまでも、仮に2センチカットしたとしますと、4と5の接合部の距離があまりに短くなりすぎて、折れたりする危険がありますので、ここは補修が必要です。

    何をするかというと、極めて簡単で、4番竿の根元側に適当な厚さに瞬間接着剤を塗ります。 当然テーパーを付ける気持ちで、平均に塗るつもりで、ですよ。
    そして、充分に乾ききるまでゆったりした気持ちで待ちましょう。 急いては事をし損じる。まじめに手抜きをしない方法ですと、瞬間接着剤を塗って乾いたら、紙やすりで厚みを調整するのが正統派かな。

    そして、仮にですが、5番を相当にカットしたために、4番に瞬間接着剤を適当に塗り付けた程度では調整できないという場合は…。 4番竿の根元側に極細線をテーパーを付けながら巻き付けてから瞬間接着剤を塗ります。 5番が終わったら6番です。やり方は同じです。 バランス調整が終わったら次は握りです。 


  9. 握りは、こった作りをする方はそれこそいろんな事をやりますが、私は手抜き大好き人間ですので出来るだけ簡単に済ませています。

    竿の尻には栓をしないと竿が抜け落ちますのでダメなのは当然。 で、釣具屋で栓に使えるものもあるのですが、めんどうですのでやりません。  尻に何か入れると言うことは、仕舞った時に振り出し式の竿の先端が飛び出すことになりますので、工夫が必要になるためめんどうなのです。 というわけで、私はただ単にネオプレンゴムの切れ端を適当な大きさに切り抜いて水抜き穴をほんの少しあけて蓋にしテープで押さえます。

    下巻きにはスポーツ用のテーピングテープを使います。 ちょっと広幅の絆創膏かな。 これを根本側から斜めに巻き上げていき、適当なところまで巻いたら折り返し、また巻き上げを繰り返し好みの厚みにする。 握り部の長さは30cm弱程度は必要です。

    巻き終わったら、上に仕上げ用のテープを巻きます。 私は好みでテニスラケット用の握りに使用するYONEXのWET SUPER GRIPを使います。 これも斜めに巻き上げて少し巻き戻したあたりで1巻き使いきる程度に巻きましょう。 
    終わったところでたとえば両面テープなどで止めます。 この程度でも1シーズンは十分に持ちますよ。

    こういう握りの作り方ですと、根本の栓をした方はどうしても強度的には弱いですね〜。 でも、竿の持ち方は、どちらかというと根本のエッジを持つのは少数派です。 普通は握りの上端側を握り人差し指を添えて振り込みをコントロールするやり方が多いですね。 こういう握り方ならば強度的には充分です。 握りの長さは案外重要です。バランスが変わるんですよ。 これは何度かやってみると自然にわかります。 失敗してもやり 直すのは簡単です。 
  10.  


  11. 私の個人的な好みの竿 

    私は実は市販品の竿はほとんど使いません。今ものすごく気に入っているのは、シマノのαZOOMの刀渓5.3M硬 中硬の渓流竿(餌竿)から7本を使用して作った3.1Mの自作のテンカラ竿です。

    これはすぐれもので、バランス調整は何もいらずに、前記の握りだけをつければ最高です。 残念ながら製造中止になってしまいましたが、シマノのαZOOM5.3mの硬中硬ならばほとんど同じ調子が出そうです。 但し、安物はやはりバランスがよくないようです。

    グラス竿の安物に案外いいものがある場合があります。 グラス竿は粘りがあっていいものです。 カーボン竿で軽さを求めるのもいいですが、グラス竿の適度な重さと粘りが最高だという方も多いですね。

    やってみると簡単ですので、気軽に楽しんでみて下さい。
  12.  


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