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岩魚礼賛(^^;;
ワタシは岩魚が大好きです。
ヤマメは確かに魚体&体色ともにそれだけで芸術品とも云うべき美しさで、しかもおまけに毛鉤への反応スピードもスリリングだし、引きも強いときては山女魚愛好派が多いのはしごく当然でしょうけどね(^^)

でも、ワタシは岩魚が大好きなんです。ハッキリ云うと山女魚よりも好きですね。 といっても、ワタシはここで山女魚の悪口を云いたい訳ではなく、岩魚の弁護を少ししたいだけなのです。テンカラがうまくなればなるほど、岩魚をけなす方が多くなるのが少し寂しく感じられるものですから....ついつい...ね(^^;;
釣り上げて、 「な〜〜〜〜〜んだ、岩魚か」というのはカンベンして欲しいのです。

多数派は云います。

「岩魚なんて反応は鈍いしどんくさいし...面白くない」
「岩魚なんて簡単すぎて勝負にならん。最初から結果が見えている」
「山女魚とのスリリングな勝負こそが面白い」

と、まあ、こういう評価が普通でしょうか(^^;;
だから、釣れても、「な〜〜〜〜〜んだ...岩魚か...」なんでしょう。 でも、ちょっと待っていただきたい。

1.動作が鈍いってぇ?

岩魚も必要性があればヤマメに劣らないスピードで就餌活動をしているのではないかとワタシは思います。 要するに生息環境にあわせているだけの事であって、動作が鈍い訳ではないと思うのですよ。ゆっくり餌が流れる場所ではゆっくり口に咥えるだろうし、餌があっという間に流れるような場所ではそれなりに俊敏な動作で就餌しているはずなのです。

で、それに加えてもう一つ。岩魚の方がヤマメよりも就餌活動が上手すぎるのではないか?とも思います。 岩魚は毛鉤を口に咥えるのが上手すぎるのかも...ね(^^) 山女魚は少しあわて者が多くて、口に咥えられないで失敗するのが案外多いものですから合わせたつもりでも釣れない....のが多かったりして...(^^;;ははは

「いやそんなことはない。岩魚の反応は絶対に鈍い!」と主張される方もいらっしゃるでしょうねぇ、たぶん。

でも、ワタシはこう考えています。
岩魚が鈍いという方は、もしかすると鈍い動作で就餌する岩魚しか釣ったことがないのかも知れません。 岩魚は生息環境に合わせて就餌活動をする訳ですから、必要とあればすばらしく俊敏な行動もとりますけど、ゆったりした流れではゆったりした就餌行動をとりますのでね。

ですから、そういうゆったりした流れ(ポイント)に住む岩魚しか狙わないとすれば、鈍い反応で釣れる訳ですからそう思うのは当然ではあります。
が、それでは本当の楽しみを捨てている様なものかもしれませんよ。

ヤマメに劣らない俊敏な動作で釣り人をキリキリ舞いさせてくれる岩魚はなかなかの好敵手です。 こういう岩魚は特に瀬尻から次の落ち込みにかかる肩の付近に棲みついています。こういう場所に棲む岩魚は本当に面白いですよ〜〜〜〜〜。
 淵尻や瀬尻から探って次の落ち込みに至る肩の部分を上手く毛鉤を流して、もうこれ以上流すと毛鉤が落ち込みに落ちてしまうギリギリのタイミングで出た岩魚をドンピシャのタイミングで合わせられたら...。「釣ったぁ...」という実感がたまらないはずです(^^)
肩から落ちるギリギリで掛けた岩魚が、流れ落ちる途中から反転してギュンと上流に走るのは感動的ですし、ギリギリの瞬間の緊張感がたまりません(^^)

こういう岩魚が相手であれば、とてもとても最初から勝負はついているなんて言い切れるはずがないのです。 本当に素早い岩魚ですしスリリングです。本当のギリギリの瞬間に出ます。こういう岩魚は自然に恵まれた環境で育ったネイティブだけかもしれませんけどね(^^)

でもね、山形に来たら是非この、肩を探ってみていただきたいのです。そうすればワタシが何を云いたいのかを理解していただけると思うのです。
肩を本当に探れる様になったら、釣果も倍増していることでしょう(^^)

2.山女魚は難しいけど、岩魚の合わせは簡単だぁ

こう云う人は多いですね。
でもね、ワタシはそうは思わない。岩魚の方が出方に多様性があって、合わせが難しくて面白いと思います。

確かにヤマメは全体に俊敏な出方が多いですね。 でもね、その、何というか...毛鉤に対する反応は早いのだけれども、そのタイミングが
比較的に一定なので合わせが簡単に感じるのですよ。姿を現したと思ったらパシャと出て、毛鉤が消し込まれた瞬間に合わせればいい訳ですから。
- (注)ちび山女魚は別。あれにはお手上げです(^^;;
釣りたいとも思いませんけどね....でも...カリカリきます(^^;;
18pクラス以上になると少しゆったりしてきますので...簡単に感じます
ところが、岩魚ですとそういう素早いのもいれば、水中からぬお〜〜と出てきたのに毛鉤に食い付かないでじっと毛鉤を見ている奴がいたり、急に出てきたのに止まってちょっと見てからパクッと咥えたり。タイミングがかなり異なります。これは案外難しいですよ。

口に咥える前に合わせるのはいかにも間抜けだし、目の前でピシッとピックアップしたら驚いて逃げられてしまうし、かといって見破られないで<咥えるまで待つ>のも非常に難しいですしね。

それに加えて、流す筋の関係もあります。
岩魚は自分の好きな流れの筋をはずすと食い付かないのが多いですね。お気に入りの筋を流してやらないと無視されるケースが多くなります。
その点、ヤマメですと、多少筋からはずれた流し方をしても猛然とアタックしてくる場合が多くなりますのである意味では釣りやすいのですね。

そんなこんなでワタシは岩魚が好きなんです。簡単だなんてとてもいえません。山女魚がいいのはわかります。でも、岩魚をけなすのはやめて欲しいのです。<チェッ、岩魚か>...こういう言葉を聞くと寂しくなります。

もう少しで春を迎えます。今年も綺麗な渓で楽しい釣りが出来るといいですね〜〜〜(^-^)/
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