テンカラ講座番外編

テンカラ雑記帳


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1/5000(その一)

私がテンカラを始めたのは、とにかくやってみようとテンカラ竿を買って毛鉤も近所の釣具店で買ってという感じでスタートしました。当時は餌釣りで自分ではまあまあの腕だと自信がありましたけど、一応釣り士のたしなみとしてテンカラもやっておくかという程度だったと思います。

で、10年以上前になりますけど、月山水系のとある沢に7月に行ったんです。 もちろん、餌釣りがメインでテンカラ竿&テンカラ仕掛けは予備として持参していました。ワタシは餌はいつも現地で川虫を捕るのが主義でしたけど、その日はどういう訳か全く餌が捕れなくて、仕方なくテンカラ仕掛けにせざるを得ませんでした。

それで仕方なくテンカラを振ったのですけど、この時すでにレベルラインでした。 というのは、井戸道也さんという方がシーガーエース3号で5mは飛ばす!という記事を見ていたんですね。それなら俺だってと思っていた訳です。 で、実際に振ってみると意外なことに、許せる範囲で最初から飛んだんですよ。 今のレベルを100とすれば、80%くらいは飛びましたね(^-^)とはいえかなり短い仕掛けでしたので飛ぶのが当たり前だったのですけどね(^^;; 

でも、今思うと最初から長い仕掛けで苦労するよりは、竿の全長+30p位の短い仕掛けで飛ばすコツをつかんで、徐々に仕掛けを長くしてきたのもまあ有効かな〜〜〜とも思いますね。 で、とある淵に何気なく振り込んだその毛鉤にイワナががばっと飛びついてきたのです。無意識のうちに合わせて気が付くと岸辺で岩魚が跳ねていました。 呆然としているその一瞬に岩魚は流れに跳ねて戻っていきました。上がった瞬間もう、バレていたんですね。 でも、バラして悔しいとかそういう思いは全くありませんでした。 確かにあのとき私はテンカラでの記念すべき一匹を釣ったのです。 そしてその感動に自分でも驚いていたのでした。

こんな釣りがあったのか?!
こんなに刺激的だったのか、テンカラという釣りは!

ワタシは山形市内ですので一番楽に行ける釣り場は馬見ヶ崎川なんですけど、当時、ここは全国でも県庁から一番近い場所で岩魚が釣れる渓として誇れる渓だったと思います。(今は残念ですが....)

で、その後は毎週土日は必ず馬見ヶ崎川でのテンカラ修行でしたよ。 ほとんど釣れませんでしたけど面白かったですね。 とにかく時折は反応はあるわけですから熱くなりましたね〜〜〜。結局その年は釣果としては例年にない貧果に終わった年でしたけど、記念すべき年でしたね(^-^)

あれから10年以上経って今までテンカラで5000匹以上は確実に釣ったと思うのですけど、あの時の一匹は1/5000ではあっても、忘れ得ぬ一匹なのです。 今もあの渓のあの場所で岸辺を跳ねて戻っていった岩魚が忘れられないのです。 それくらいの衝撃があるものなのですよ、テンカラでの最初の一匹はね。



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