テンカラ講座番外編

テンカラ雑記帳


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師匠と弟子

テンカラの世界における師匠という存在はただ単に最初の手ほどきをした人という程度でも十分ではないか?と思っています。いちいち細かいことまで手取り足取り教えるなんてとても出来ない事ですし、最初の一歩を踏み出す手伝いをしてやれば十分だと(^^)

ですから、ワタシが手ほどきする場合には仕掛けの基本を教えながら作らせてテンカラの振り込みの基本と流し方を教えたらあとはおしまいで、スタート時のせいぜい正味20分程度でしょうか...真面目に教えるのは..。
その後は交互に釣りながらポイントの判断や、遡行やアプローチの基本とか渓流の基本的な事柄についてもレベルに応じて説明しますけどね。

で、数時間釣って休憩を入れて、それまでに多少はサマになっていれば良し、釣果が無くしかもまだテンカラの形になっていない場合には再度振り込みを中心に教え直しますけど...。この場合もせいぜい実質10分くらいでしょう。あとはワタシの釣っているのを見て全体的なイメージをつかんで下さいね..なのかな〜〜〜(^^)

せいぜいそんな程度でレベルラインテンカラがどういうものかという基本的なものは理解してもらえるようで、一日の終わり頃には結構振り込む姿もサマになるもので、それで師匠としての役割は十分だと思っています。
基本の形がわかれば、あとは自分でやってみて試行錯誤したりしながら自分の形を自分で作り上げて行く事が出来ると思うんですよ。

ですから実はワタシが手ほどきした弟子はかなりいるんですが、たとえ近場の弟子であっても一緒に何度も釣行した人は非常に少ないのです。そんな訳で、同じ山形のしかも車で30分位しか離れていない処にワタシの弟子が3人いるんですが、同じレベルラインテンカラなのに、振り込みや流し方などテンカラの形がそれぞれ驚くほど感じが違うんです(^^;; まるで全く違う仕掛けでテンカラをやっているみたいに...。

もう少しはワタシのテンカラと似ていたっていいじゃあないか...と思うくらいなんだけど、まあ、前述したような状況ですから似ていなくて当たり前ではあるんですけどね(^^;;

それぞれが自分流のテンカラにはなっていて、それぞれ見ていて上級者らしく安定感のあるテンカラではあるのですが、同じレベルラインテンカラなのに、仕掛けもさほど違わないのに、よくもまあこんなにそれぞれが違う感じのテンカラになっているものだと逆に感心していたのでした(^^;;

ところがところが...3人のうちの1人とはワタシのテンカラとかなり似てきているのをつい先日発見しました。いつの間にこんなに似てきたんだろうと驚くと同時に非常に嬉しくなってしまいましたよ(^^)

「秀」さんという人なんですけど、つい先日一緒に釣りをしてわかりました。振り込みも、流し方も、探るポイントもほとんどワタシと違わない。もちろん、「秀」さんがワタシの形を真似るように努力したという訳ではないと思いますし、真似してくれたんだ..と思って、嬉しいなあ...と思った訳でもないのです。

いつの間にか気がついてみたら「秀」さんの振り込み方、毛バリの流し方がワタシのそれとほとんど同じようになってきている。時間をかけて自然に出来上がってきた「秀」さんのテンカラの形が、結果的にワタシの形とほぼ変わらない....ということは、今のワタシの釣り方は<自然で正しい>と証明されたような気がして嬉しかったんですよね(^^)
そして少しホッとしましたです...一人くらいは似ていてもいいじゃあないかと内心は思っていたもので...(^^;;ははは

「秀」さんもワタシも自然に放っておけば沈んでいく毛バリを使っています。そういう毛バリを使って尚かつ毛バリを見える状態で流したい..と思えば手段は限られる訳で、毛バリを見失うことなく水面(あるいは直下)に流すという釣り方をしようとすれば自然と同じような振り込み方をして尚かつハリスを極力水面につけないような流し方になる..という事だと思うのです。
放っておけば沈んでいく毛バリを使う弟子(仲間)がいて、その弟子(仲間)が自然にたどり着いた形がワタシのそれと似ている事は実に嬉しい...と思いました(^^)
ポイントの判断までワタシとほとんど違わない...ということは、これも渓魚を相手にしてきて、時間と共にたどり着く結論は同じという事なんだなあと感慨深いですねぇ(^^)

「秀」さんの凄いところは、釣果を得たポイントをデジカメで完璧に記録して来たことで、釣れたポイントを後で見直してみると自然に釣れるポイントの共通点が見えてきたとの事でした。これは実にいい方法だと感心しました(^^)

ついでに説明しますと、もう2人の近場の弟子は雑魚さんとPLAさんという人なんですが、ポイントに関する判断についてはワタシと同じですけど、振り込みと流し方については似てないなあ(^^;;
考えてみれば、2人はぽっかりと完全に浮かす毛バリを使うテンカラなのでワタシとはいわばスタート地点から違う訳で...似ていなくて当たり前かな。放置すればゆらゆらと沈んでしまう毛バリを使うテンカラと、変な流し方をしない限りはポッカリと浮く毛バリを使うそれとでは留意すべき部分が異なるはずですから当然といえば当然なのでしょうね。

ぽっかりと完全に浮かす毛バリを使うテンカラの場合でも、こちらのテンカラ講座で説明している内容を修正する必要性は全く感じないのですが、フロータントを使ってでも完全に浮かせる毛バリを使う場合にはハリスはかなりベッタリと着水していても苦にしないみたいだし、振り込みも厳密に毛バリからポツンと着水させる必要性はやや少ないような気もしないでもない..。

何よりもドラグをかけない流し方をする事が最優先になるだろうし、となると多少は振り込みを犠牲にしてでもハリスの長さを長くしてもいいだろうし..。
このあたりは応用編とでも云うべきか、好みで大きく差が出る部分かもしれませんね。でも2人共ぽっかりと完全に浮かす毛バリを使うんだから、2人はお互いもっと似ていてもいいとは思うんだけど...不思議だ(^^;;ははは

「秀」さん、雑魚さん、PLAさん達と知り合ったのはnifty の釣りフォーラムで、当時はまだインターネットではなくパソコン通信でした。知り合ってもう既に7年になるんだなあ..(^^)
弟子という書き方をしましたけど、そういう感覚は今は全然ありません。教える事なんて無いですし、気の合う<仲間同士>ですよ(^^)
最近「秀」さんにも雑魚さんにもそれぞれテンカラの弟子が出来たようです。(PLAさんは本業が忙しすぎてマダみたいだけど...)
その弟子にもやがて弟子が出来て....輪が広がっていけたらいいなあと思う今日この頃です(^^)

                                       

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