テンカラ講座番外編

テンカラ雑記帳


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夢のような大爆釣

こちら山形の仲間内ではですが....<5月の黄金の2週間>という言葉があります。
年によって当然変動はあるのですが大体は5月中旬以降から6月初旬頃のある2週間がそれで...この期間は釣り場の選定さえ間違わなければ爆釣モードのかなり楽しい釣りが期待出来るのでそんな風に云われます。

普段なら4時間みっちりやっても10匹程度、不調時なら数匹以下という時すらあるという実力の渓であっても....<5月の黄金の2週間>には時間あたり10匹というのが珍しくない...すばらしい渓に変貌してしまいます。

そして、その<5月の黄金の2週間>の中でも(年によっては?)特別な夢のような日があって、それに出くわすと4時間弱で70匹以上(時間あたり20匹)しかも良型ばかり..などという途方もない釣りを楽しめる場合があるから不思議です。

今までに3回だけしか経験がありませんが、何と云ったらいいか...それこそ毛鉤を着水させた瞬間に良型から我先に飛びついてくる...<一体なんなんだ?!>というウハウハの大爆釣&唖然呆然の世界。いつの間にか顔がニタニタとたるんでいるのが自分でわかりましたです(^^;;

長い間理由を考えてみたのですが...こういう事なのだと思います。

5月中旬〜6月初旬といえば、本格山岳渓流を除く一般の渓では雪代が完全に終わって水量が落ち着いた頃にあたります。

雪代といってもわからない方もいるかな?
釣りになるのは午前中だけで、日中気温が上がってくると雪解け水が入り急速に増水して午後からはまるで大雨でも降った直後のようなカフェオレ状態になり、夜になって気温が下がると濁りも取れて清澄に戻る...のくり返しが1ヶ月も続き、この間はポイントの見定めも難しく非常に釣りにくいのです。

午前中には何でもなく渡れた瀬が午後には濁流で渡れず立ち往生してしまう事があったりしますのでおちおち釣りに没頭する事も出来ないですし..(^^;;

で、雪代の終期には急に目に見えて水量が減り始めて、数日後には平水になる訳ですが、その直後というのに大きな意味があるのかと思います。
テンカラという釣りは増水状態よりは減水状態の方がはるかに釣れるし釣りやすいのです。
水量が多かった時期には流れの勢いに消されていたポイントが、平水状態になって表れてきて本来のポイントで釣れるようになる訳で、テンカラ釣りにとってようやく解禁日が来たようなものなのかと思います。

近郊の低山の沢では4月中に雪代が終わってしまうのが多いし、一方で本格山岳渓流では6月初旬でもまだまだ残雪が多く入渓は無理という場所が大部分ですので...つまりそういう渓を除く...5月中旬頃に雪代が終わるような渓が狙い目になる訳です。

さて...更にですが...。
この雪代終了直後に...更に真夏日のような日差しが重なったら....解禁日と夏日のダブル効果で絶対に釣れそうな気がしませんか?これは大爆釣の予感が(^^)

そして更に..少し肌寒いような気候が続いたあとに今年初めての夏日を迎えた日と雪代終了直後とが重なったとき....これが例の夢のような大爆釣かと..(^^)v
これは根拠は何もないのですが、ワタシの経験ではそんな気がするのです。

尚、山岳渓流では7月に一度だけ夢のような経験をしたことがあります。おそらく、雪代が完全に落ち着いた直後にちょうど当たったのでしょう。真夏の日差しの中で夢のような楽しい時間を過ごせました。 水量の変化で本来のテンカラのポイントで釣れた最初の日だったのかもしれませんね。

雪代の季節はテンカラ師にとっては釣りにくい辛い時期なのですが...それを補ってくれる...雪代の賜なのかもしれません。

もしも東北で雪代のある地域で釣りを楽しまれるチャンスがありましたら、雪代の終了時期に着目される事をお奨めします。もしかすると..もしかします..ぞ(^^)

では...楽しい釣りを。

(2005.11.04)

                                       

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